この二枚の写真、似ているようで実は違うんですが、わかりますか?
そう、左側は「にかけうどん」
そして、右側は「白にかけうどん」
なのです。
両者の違いは、もちろん、その名のとおり、「色」です。
通常、「にかけ」で使われているつゆは「赤つゆ」と呼ばれ、通常のしょうゆが使われています。
それに対し、「白にかけ」では「白つゆ」と呼ばれるつゆであり、これには「白しょうゆ」が使われています。
この白しょうゆは、愛知県は三河地方にある碧南周辺でほぼ8割近く製造しているとされています。
そして、その消費も大半は三河地方でなされているそうです。
味について言えば、赤つゆが「すっきりした甘さ」が強調されているのに対し、
白つゆは味醂とお酒がより利いていて「甘辛い」感じがするかもしれません。
おもしろいことに、豊橋のお客さんはかなりの割合で、この「白つゆ」を食べたことがあるのに、存在に気づいていません。
たとえば、東京庵では、「天ぷらうどん」は白つゆで、「天ぷらそば」は赤つゆでとなっています。
また、人気メニューの「玉子とじ」はうどん・そばにかかわらず、白つゆです。
このように、あまりにも自然に使い分けられているので、気づかぬうちにお客さんも食べ分けてしまっています。
ぜひ、一度、意識してメニューを注文してみてください。
よりいっそう、豊橋の「にかけうどん」が好きになるかもしれませんよ♪